小池めぐみレター No.92 のお知らせです。
杉並第一小学校改築検討懇談会が終了
2024年4月から計11回行われた杉並第一小学校の改築検討懇談会が9月2日に終了。新校舎は河北総合病院の旧敷地に建設予定で、病院側からは解体工事に関する説明が行われました。
土壌汚染調査の結果と情報開示の不十分さ
病院側の調査で「全地点で基準以下」との速報が出されたものの、具体的な数値や検出方法の説明がなく、住民説明もごく一部に限られたため、小池議員は情報公開の不足を指摘しています。
地下構造物の残置をめぐる懸念
病院は「支障のない範囲」で地下構造物(旧地下1階部分)を残す方針を示しましたが、区は協定に基づき「将来にわたって支障となる構造物はすべて除去すべき」と求めています。特に霊安室や薬局跡地の残置は安全性への懸念が大きいとしています。
地盤の安定性を理由に病院が撤去制限を主張
病院側は「撤去により地盤の緩みや強度低下の恐れがある」とする専門家の意見を提示していますが、区は「適切な埋め戻しで同等の地耐力は確保可能」と反論し、全撤去を求め続けています。
病院解体工事の遅延と小学校開校への影響
病院は工期をさらに5か月延長し、解体完了を2027年5月とする案を提示。しかし、区は2027年1月からの土地引き渡しを求めており、このままでは2029年4月の杉一小移転開校が遅れる可能性があると警告しています。

